写真:足の構造

足の構造と疾患

足の構造と、足の主な疾患の説明です。

専門用語が多く難しいかもしれませんが、ご興味があれば、ぜひお読みください。

お客様が現在抱えている足の悩みについてご参考になるものがあるかと思います。

足の構造について

足の主な疾患について

外反母趾

足の親指が内側に曲がり、親指の付け根が痛くなり、ひどくなると親指が折れ曲がり人差し指や中指に重なってしまいます。そして、重なったところが靴の中で圧迫されるので、その場所にウオノメやタコができ、強い痛みが生じます。先が細くなったハイヒールを長期間履きつづけた人に多く見受けられる疾患です。

内反小趾

足が前に滑る先細のパンプス等を履きつづけると、足の小指が圧迫され内側に曲がってしまいます。この状態が長くつづくと、小指は薬指に重なるように曲がってしまいます。そして、硬いタコやウオノメができ、強い痛みが生じるようになります。

ハンマートゥ

足の指がハンマーのように曲がってしまい、ひどくなると元にもどらなくなります。指の腹や関節のてっぺんの部分が常に靴とすれるので、ウオノメやタコができ、痛みます。極端に先の細いパンプスや足に合わない小さすぎる靴や、大きすぎて足が前に滑る靴を履きつづけたことが原因で起こることが多いようです。

中足骨骨頭痛

足の裏の指の付け根の部分、特にまんなかあたりに痛みが出ます。足の横アーチがつぶれるのが原因で、ハイヒールを常用する人や長時間の立ち仕事をされる方に多く見られます。ひどくなると、歩くたびに足の裏に痛みがはしり、歩くことも困難になってしまいます。

足根管症候群

ヒールの高い靴をよく履く女性や長時間立ち仕事をする人に多く見受けられる疾患です。内くるぶしの後ろにある足根管という神経の通り道が圧迫され、足の甲がしびれたり、足の裏にピリピリとした痛みが出たりします。履いている靴を見直すのはもちろん、ホルモンの乱れやビタミンの欠乏、糖尿病など、内的な要因で発症することもありますので、信頼のおける整形外科の医師に看てもらうことをお勧めします。

ウオノメ・タコ

体質にもよりますが、ほとんどは合わない靴を履いていることが原因です。靴ずれや指の圧迫などがつづくと、皮膚は防衛のため硬くなり角質化します。それが、ウオノメやタコです。ウオノメは先端が体内に向かってとがっているので、歩くたびに非常に強い痛みが生じます。きちんとフィッティングした衝撃吸収力の高い靴を履くことが重要です。